心理学講座「感情編」【問題・感情と向き合う】
         開催報告と7月講座のお知らせ

高島心理カウンセラー

2017/ 06/ 13

                 

講座ではワークを行う関係で名札に記名していただいています。セミナー会場の入り口で書いていただいているのですが、以前こんなことがありました。

 

妻 「私のも書いて」

夫 「自分の名前くらい自分で書きなさい」

妻 「・・・・・(憮然とした表情)」

 

どんなことを想像されますか?
お世辞にもよい雰囲気とは思えないかもしれませんね。
一体何があったのでしょう。

私の位置からは、ご夫婦が会場に入ってくるところから見えました。
それでわかったんです。
奥さんの心の動きが。

会場に入るなり、奥さんの表情が厳しいものに変わったんです。
緊張した様子。服装などからも、控えめな印象の方でしたので、
あまりこういうところに慣れていないのかなといった感じ。

そして、厳しい表情のまま、旦那さんとの距離をつめたんです。
寄り添う感じ。
少し体を丸くして、今にも両手で旦那さんの肘を取りそうな様子。
そのまま旦那さんの半歩後ろから付き従うようにして、
名札を記入するところに来ました。
そして口を開いたのです。「私のも書いて」と。

もしかしたら、奥さんは初めから講座にはあまり乗り気でなかったのかもしれません。
でも、旦那さんが出るから参加した。
そしていざ会場に入ってみると、初めての場所で
初めて会う人たちと関わるという不安

その不安という「感情」には、
「愛する人とのつながりを感じて安心したい」という意図がありそうです。
「私は一人じゃないんだと感じて安心したい」
肯定的意図です。

この「安心」という肯定的意図を満たすために、旦那さんに期待したことが、
名前を書いてもらうという行為だったようです。
旦那さんに名前を書いてもらうことで、つながりを感じたい。
それを支えにこの不安な状況を乗り切ろう。
こんな感じ。
 

このように「感情」に目を向けると
心の動きが見えてきます。
カギは「肯定的意図」です。

名前を書いてほしいという「期待」が口をついていますが、
それは「肯定的意図」を満たすために思いついた、一手段にすぎません。
別の手段でも構わないのです、安心という肯定的意図が満たされれば。

人は多くの場合、肯定的意図を口にしません。
それどころか、自覚すらしていない場合がほとんどです。
だからこそ、肯定的意図を探るトレーニングが必要になってくるのです。

今回の講座では、自分が不都合に感じている行為の肯定的意図を探りました。
トレーニングの初めでは、すぐに返事が出なかったらどうしようと不安に感じられる受講生もいました。

ですが、時間がかかっていいのです。
むしろ、返事が出るまでじっくり待つという心構えこそ大切でしょう。
ご自身の無意識をとことん信頼していい。

早く答えを出そうとすると、分析的になります。
それでは、無意識を感じることは難しくなります。
早く答えが出た方がいい
答えが出なかったら困る
こういった思い込みから自由になるところが
肯定的意図を探る出発点かもしれません。
 

次回7月9日は「怒りと向き合う」です。
日常的にパートがコミュニケーションしていることを
より感じ取っていただくために、
エゴグラムを活用しようと思っています。
今回参加されなかった方でも理解できるように講座は工夫されています。
ご関心のある方はぜひ。
お越しをお待ちしております。

 

 

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