休むということ

丹下坂心理カウンセラー

2018/3/30

「休む」というと、どういうことを想像するでしょうか?

自宅であれば、「ごろっと横になる」「目を瞑る」「ボーっとする」「寝る」。
外出中であれば、「立ち止まる」「カフェなどに入って何か飲む」「何かに寄りかかる」などでしょうか。

休むというと、動いているものを止めるというイメージがあるように思います。
そして、休んだあとは疲れたものが回復している。
逆に言えば、回復するために休むということもできるでしょう。

でも、ぐっすり寝たにも関わらず朝から体が重たい、何か気分がすぐれないといった経験はないでしょうか。
この、十分な休憩を取ったにも関わらず疲れが取れない正体はいったい何なのでしょう?

カウンセリングを複数回受けたお客様からよく聞かれるのが
「悩み相談した日の夜はぐっすり眠れました!」
という声です。

何か特別なことでもされたのだろうかと思い、尋ねても、どのお客様からも「普段と変わらない生活」という答えが返ってきます。
運動したわけでも、忙しかったわけでもないのです。

私たちが普段している「休む」という行為は、「体を休める」という行動です。
スポーツなどで体を酷使したわけでもなく、普段通りの仕事や家事と言う名の激務をこなしただけでは、体はそれに慣れているため疲れてはいないのです。
疲れているのは体に命令を出して動くことを要求した「脳」なのです。

疲れている脳を休ませないから、たとえ十分な睡眠を取ったとしても、朝から「体が重たい」「何か気分がすぐれない」という状況に陥ってしまうのです。

ではこの疲れた脳、どうやって休ませればいいのでしょう?

先述しましたお客様の声
「悩み相談した日の夜はぐっすり眠れました!」に再登場してもらいましょう。

悩んでいるということは、頭の中が混乱している状況です。
優先順位がつけられていないのか、特定の人への怒りなのか、将来に対する不安なのか、そもそも何で悩んでいるのかわからないという人もいます。
文字通り、頭の中がごちゃごちゃです。

このごちゃごちゃした状態を人に話すことによって、「自分はこういう思いをもっていたんだ!」「ここにつまづいていたんだ!」「こうやって考えればいいんだ!」と、今まで見えていなかったものがどんどん見えてきて、きれいに整理されていきます。

あるべき場所にきちんと整理整頓された部屋は実に気持ちのいいものですよね?
頭の中が人に話すことによって、そのようにきれいに整理整頓されていくのです。
それこそが「疲れた脳の休め方」なのです。

一人ではもうどうしていいかわからない、そういう時はカウンセラーに相談すればいいのでしょうが、家族あるいは気の置けない友人などがすぐ近くにいるのであれば、その人に話せばいいのです。
試しに、思いの丈を思いっきり打ち明けてみてください。
普段となんら変わらない生活なのに、「すっきりした!」「ぐっすり眠れた!」そう感じる自分がいますよ。

もちろん、聞いてくれた人には「ありがとう」の一言と笑顔を忘れずに!

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