なぜカウンセラーが男女心理学講座を?

高島 昌彦

2018/8/25

「なぜ、心理カウンセラーが男女心理学の講座を開催するのですか?」
このような質問を何度も受けました。
そして、中には冗談交じりにこのように聞く方も。
「高島先生、離婚歴があるから?」

確かに私には、二度の離婚歴と三度の結婚歴があります。
だからと言って、男女心理学講座を開催するわけではありません。
それならもっと適任がいるはずです。
もっとも、私以上に離婚歴がある講師はそんなには多くはないでしょうが…。

また、恋人や配偶者といった異性を自分の思い通りにする技術を伝えるのでもありません。
心理学やコミュニケーションを真っ当に学んだ者なら、他人を自分の思い通りに動かすことなどできないことを知っていますから。
(ただし、相手に影響を与えることはできます。心がラクになるように、あるいは成長するようになどと相手に変容を促すことはできます。その影響力は、学べば学ぶほど大きくなります。そして、実際に変容するかどうか決めるのは相手です。相手の人生は相手のものです。あなたは相手にこうなって欲しいと期待し、影響を与えるまではできますが、実際に相手があなたの思い通りに変わるかどうかは相手次第です)

心理カウンセラーの私が男女心理学講座を開催する理由。
それは、自分から『しあわせ』を手放している人々があまりに多いからです。

私は、心理カウンセラーという職業柄、様々な方と出会います。
企業の経営者、学者、政治家…
収入が私とは一桁違う方もたくさんいます。
たくさんの部下を抱えている方もいます。

こういった、地位や名誉、経済的に恵まれている人々でさえ、『しあわせ』を感じさせる人はまれです。
ですから、それらを持たない多くの人々も、地位やお金など社会的成功を手に入れたら、自動的に『しあわせ』になるわけではないのです。

では、ほとんどの人々が『しあわせ』を手放しているとはどういうことか?
それは、パートナーという一番身近な人との関係が苦しいものになっているということです。

どんなに社会的に『しあわせ』と思われる条件をそろえていても、パートナーとの関係が良好でなければ『しあわせ』にはなれません。
言い換えれば、パートナーとの関係がうまくいっていれば、それだけで『しあわせ』を感じられるものなのです。
たとえ貧乏であろうと、健康を害していようと、想像もできない苦しい状況に追い込まれたとしても。
二人で同じ方向を見つめて歩む人生にはそれだけのパワーがあるのです。

なのに、『しあわせ』を手放している人があまりに多い。
それはある意味仕方のないことです。
昔から
あまりに『しあわせ』を手放している人が多いために、『しあわせ』がどういうものか、それをわからせてくれるモデルが身近になかったのですから。

そもそも、見たことも触れたこともないわけですから、『しあわせ』の存在自体を知らない。
私がそうでした。
あなたの周りはどうですか?
あなたのご両親はどうですか?
そして、あなたはどうですか?

言い換えれば、学ぶ機会さえあれば『しあわせ』になる人々がたくさんいるわけです。
私が、男女心理学講座を開催する理由がこれです。
知らないなら学べばいいんです。
なぜなら、『しあわせ』になれないのではなく、手放しているだけだから。
手放さない方法さえ学べば、誰もが手にし続けることができるんです。
『しあわせ』を。

男女心理学講座は、知識や理論から生まれたものではありません。
数多くのクライアントの体験。
たくさんの『しあわせ』を手放した事例。
そして数少ない『しあわせ』を体現している方々の事例から誕生しました。
それだけに、圧倒的に本物です。

手放し続ける人生を送るか、それとも手に入れるか。
選択するのはあなたです。