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太宰治の「走れメロス」のお話をご存知ですか?
ご存知ない方に、簡単にあらすじをご紹介しますね。
主人公はメロスという羊飼いの男性。
メロスは、隠しごとをせず、人を欺かずに生きてきました。
ある日、メロスはシラクスという街に赴き、妹の結婚式のための買い物をします。
そこで暴虐の限りを尽くす王様・ディオニスの存在を知ります。
理不尽な行動ばかりを取るディオニス。
しかし、王様に意見をしたメロスは死刑を言い渡されてしまいます。
死刑宣告されてしまったメロスには、心残りなことが。
それは、妹の結婚式。
そこで、親友のセリヌンティウスを王様に預け、「自分が3日以内に戻らなければ彼を処刑するように」との約束を立てます。
そしてメロスは妹の結婚式に向かい、その後で急いでセリヌンティウスのもとへ戻ることに。
道中でメロスは何度も諦めかけます。
そもそも、妹の結婚式の段階で、ややメロスの心は折れかけていました。
しかし、このままでは、自分のせいで親友が処刑されてしまう。
親友との約束を守るため、メロスは怠惰な弱い心を打ち破ります。
そうして、さまざまな困難にさいなまれながらも、メロスは走ってセリヌンティウスのもとへ戻るのです。
最終的に死刑執行に間に合ったメロスは、セリヌンティウスに正直に自分の心を告げます。
「セリヌンティウス。」メロスは眼に涙を浮べて言った。
「私を殴れ。ちから一杯に頬を殴れ。
私は、途中で一度、悪い夢を見た。
君がもし私を殴ってくれなかったら、私は君と抱擁する資格さえ無いのだ。
殴れ。」
すると、セリヌンティウスも正直な心境を話します。
「メロス、私を殴れ。
同じくらい音高く私の頬を殴れ。
私はこの三日の間、たった一度だけ、ちらと君を疑った。
生れて、はじめて君を疑った。
君が私を殴ってくれなければ、私は君と抱擁できない。」
二人は殴り合い、そして抱き合って喜びました。
それを見ていた群衆も喜び、王も思わず感動していました。
暴君ディオニスは、群衆の背後から二人の様を、まじまじと見つめていたが、やがて静かに二人に近づき、顔をあからめて、こう言った。
「おまえらの望みは叶ったぞ。
おまえらは、わしの心に勝ったのだ。
信実とは、決して空虚な妄想ではなかった。
どうか、わしをも仲間に入れてくれまいか。
どうか、わしの願いを聞き入れて、おまえらの仲間の一人にしてほしい。」
この物語から、あなたはどのようなことを感じたでしょうか?
死を恐れずに走り続ける、メロスの勇気。
友を思う、メロスの優しさ。
途中、心折れかけたメロスの人間味。
人を信じる心。
正直な心が生む奇跡…。
このお話に触れる人は、きっと心がふわっと温かになることと思います。
そして、あなたの日常が、このような温かな思いに、触れる日々だとしたらいかがでしょうか?
特別な物語ではなく、あなたの周りにあふれているのだとしたら?
今月のBeing会のテーマは、「長所のリフレーミング」
あなたの大好きな人も、
少し苦手な人も、
ただ通り過ぎて、二度と会うことのないであろう人も、
あなたが嫌いな人も、
そして、誰よりあなた自身も。
誰もが、苦しみを抱えながら、がんばって生きているのです。
あなたの周りに、実は大勢のメロスがいるのです。
でも、日々の生活では、なかなかそれに気づけない。
そこで、今回は「長所」という特性に注目します。
「長所」という、その特性がるからこそ体験してしまう痛みや苦しみがある。
その痛み、苦しみ、そして頑張りに、自然と目が向くようになるトレーニングをします。
その「長所」があるからこそ体験してきたであろう辛さを察していきます。
人は、相手の苦しみに気づくと自然と優しくなるものです。
どんなに嫌な人であったとしても、その相手の苦しみに気づくと、もう憎めなくなるのです。
あなたにも経験があるのではないでしょうか?
今回の「長所」のリフレーミング。
『あなたの優しさが自然とあふれてくる』
その着眼点を養うトレーニングです。
【日程】
①2021年4月13日(火) 19:30~21:30
②2021年4月27日(火) 19:30~21:30
【会場】
函館市亀田交流プラザ
(函館市美原1丁目26-12)
【参加費】
10,000円
参加締切は、3/23(火)となります。
ご関心とご都合がつきましたらお申し込みください。
ご参加をお待ちしております。
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9:00~20:00
メールでのお問合せは24時間受け付けております。
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