2021年 2月Being会のご案内

「短所」のリフレーミング

高島心理カウンセラー
丹下坂心理カウンセラー

失敗は誰でも嫌なものです。

「できることなら、一生失敗したくない」
心からそう感じている人は多いのではないでしょうか。

だから、失敗しないように日々努力するのでしょう。
ですが、残念ながら、どんなに気をつけていても失敗はするものです。

「失敗」の受け取り方が変わると?

そうやって、よかれと思ってしたことが失敗してしまい、あなたが心から悔やんでいる場面を想像してください。

想像できましたか?
では、そのあなたが後悔している場面で、誰かから、

「失敗したということは、チャレンジした証ですね。最悪の失敗は、何もしなかったことですから」

こんな言葉をかけられたら、どんな気持ちがしますか?
「そう捉えてくれるんだ」と嬉しい気持ちになるかもしれませんね。
あるいは、「そんな見方もあるのか」と驚かれたかもしれません。

そして、
「そっかぁ、最悪だと思っていたけどそうでもないか…」
「確かに失敗は失敗でも、やってみたこと自体には意義はあったな」
などど、自然と前を向ける状態になるのではないでしょうか。

リフレーミングとは?

先程の、
「失敗したということは、チャレンジした証ですね。最悪の失敗は、何もしなかったことですから」
という言葉。

あるいは、
「失敗したらこそ、学べることがありますね。成功体験より、失敗体験から学ぶことの方が、はるかに価値のあるものです」
こんな言葉も。

これらは、リフレーミングという技法です。
リフレーミングとは、物事の見方、捉え方を変えて、新たな意味を見出すこと

このリフレーミングですが、コミュニケーションの学びとして紹介されることが多いようです。
実際、カウンセリングや心理療法の着地点の一つとしても捉えられているように感じます。
それくらい変化を生むからでしょう。

体験的に言っても、リフレーミングにより物事の見方や捉え方が変わると、その後に遭遇する出来事を体験する際に、今までとは違った解釈で、より広い捉え方ができるようになります。

リフレーミングの力を高めるには?

この他者に使える技法を自分自身に使えるようになろうというのが、今回のBeing会の趣旨です。
他者にそれだけの変化を与えるのなら、自分自身に使わない手はない。
実際私も、カウンセリング技術の向上のために取り組んでいたリフレーミングで、自分自身が癒されてきました。

心に余裕ができます。
だから、生き方が安定する。

リフレーミングの力を高めるには、ある程度の型に沿って、コツコツ地道にリフレーミングを続けていくのが効果的です。
型については、もちろんBeing会で紹介していきます。

そして、ポイントになるのは何と言っても他人の力。
自分では思いつかない物の見方を他人から聞くことで、自然とリフレーミングの力と感性が養われます。
ですから、Being会の中で他の参加者と話し合いながら、リフレーミングの練習をするのが効果的なのです。

短所を短所と感じなくなる体験

今回取り上げる題材は「短所」。
自分で「ダメだ」と思っている特性や、「苦手だ」と感じていることが、別の場面では役に立っている。
その特性が能力として評価される。
他者の口から言ってもらえることで、「ああ、そうかもなぁ」と自然と受け入れられるようになる。

この「自然と」というのがポイント。
思い込もうとするのと、自然と思えるのは全く違いますから。

ですから、「見方を変えようと努力する」のではなく、「見方が変わった体験」をしていきます。
自分という人間の幅を広げる作業とも言えますし、心のメンテナンスにもなるでしょう。

 

日程は、
①2021年2月9日(火) 19~21時
②2021年2月23日(火) 19~21時

参加締切は、1/24(日)となります。

ご関心とご都合がつきましたらお申し込みください。
ご参加をお待ちしております。

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