こころ塾だより
あなたのマインドフルネスに実感はありますか?

丹下坂心理カウンセラー
高島心理カウンセラー

2018/4/26

「トイレに行くから、何か飲み物買っておいて」
知人にこう頼まれた場面を想像してください。
トイレから戻った知人にあなたが買っておいた飲み物を渡すと、知人が、
「えっ⁉ 何これ? ふつうこれ買わないよね」

どんな思いがわいてきました?

「は??? あなたが何か買えといったから買ってやったんじゃないか。ふざけるなよ!」
「いやなものがあるなら、伝えておけよ。前もって言わないそっちが悪いんだよ」
「あなたのふつうと私のふつうは違います!」
ふつふつと胸が熱くなる、こんな怒りの感情でしょうか。
それとも、

「えっ!? これじゃだめだった?」
「せっかく選んだのに・・・喜んでもらえなかった」
「ごめんなさい。気に入るものが選べなくて・・・」
ショックが胸にのしかかる、こんな悲しみの感情でしょうか。

怒りの感情がわくか、悲しみの感情がわくかは、その知人との関係性やその時の状況、何より自分自身の傾向があります(怒りに向かいやすいタイプ、悲しみに向かいやすいタイプがあるだけです。どちらのタイプになるかは、幼い頃の体験に大きく影響されているように思います)。
どちらの感情がわくにせよ、優劣はありません。

マインドフルネス的に言えば、どちらの感情がわいたかの分析はどうでもよいのです。
それよりも、怒りや悲しみの感情に没頭している自分に気づくことです。

こころ塾では、「心の癖」を映画に例えて説明しています。
冒頭の知人とのやり取り。
「えっ⁉ 何これ? ふつうこれ買わないよね」
この言葉の直後から、あなただけの映画が心の中で自動的に始まっています。
「そんな・・・頼まれたから買っておいてあげたのに・・・」
憤り、いらだち、軽蔑、激怒、哀しみ、孤独、不毛感・・・
怒りのテーマは人によってそれぞれ。

その映画はあまりにリアリティがある(目が覚めるまで、夢が現実そのものであるように感じられるように)ので、どうしても没頭してしまいます。
そこから脱け出したい。
怒りあるいは悲しみといった映画の主人公を演じている自分から離れ、スクリーンの外に出たいのです。
こころ塾で実践しているのが、このスクリーンの外に出るトレーニングです。

スクリーン上に映っているのは、怒りあるいは哀しみの感情に没頭している自分。
その視点から、自分に微笑みかけます。
「そうだよね。せっかく買ってあげたのに頭ごなしに否定されたら、腹が立つよね」
「あなたはダメだって突き放された感じがして悲しんだね」
怒りや悲しみといった感情にただ気づく。

良い悪いといった価値判断をせずに、中立的に見つめていきます。
スクリーンに映った自分に優しいまなざしをむけていく感じ。
 

冒頭の例だと、多くの場合ここに行きつきます。
「その人とただ安心できる関係でいたかっただけなんだね」
「突然それが思いもかけず壊されたから、怒って(悲しんで)いるんだね」
「ああ、そうだったんだ」と、なんだかしっくりする感じがあるはずです。
忘れていたことを思い出した、そんな感覚です。

マインドフルネスでは、客観視するという表現がよく出てきます。
こころ塾で「映画の外に出る」「スクリーンから出て眺める」と表現しているのも同じことです。
この客観視、「映画の外に出る」というのは方法であって目的ではありません。
目的は、本当の自分に出会うこと。
そこには、しっくりくる確かな実感があります。
あなたの実践に、実感は伴っていますか?

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