こころ塾だより

瞑想で得られる感覚と境地

丹下坂心理カウンセラー
高島心理カウンセラー

瞑想と聞くと、お寺で坐禅を組み、意識を集中し、一切の雑念を払い、そして無我の境地に至るなんていうイメージをする方もいらっしゃるかもしれません。

こころ塾では、マインドフル(心身が満たされた状態)の感覚を得るための手段の一つとして、瞑想を使っています。
そして、その瞑想法は一つだけではありません。

旅行に例えるとわかりやすいかもしれません。
札幌から東京へ旅行するとしましょう。
飛行機、電車、バス、船あるいは、自転車、徒歩といった自力での到達手段もあります。

どれを選ぶのかということが目的ではありません。どれを選んだとしても、その手段にはどんな感じ方があるのかということが目的です。空から大地を見下ろすのも気持ちのいいものです。海洋で風や太陽の光を感じながら陸を眺めるのも心地いいでしょう。一歩一歩自分の足で歩を進めていくのも達成感に満ち溢れているかもしれません。
そして、そのどの手段を使ったとしても、たどり着く目的地は「東京」です。

こころ塾で行う目的地は「マインドフルの感覚と境地」、そしてその手段は無数に存在します。
現在、上級コースで行っている​瞑想法は「集中」するタイプと「リラックス」するタイプの瞑想法です。

トレーニングを積んでいくと「すべてのモノとの一体感」という感覚が感じられるようになります。
これはあくまでも「感じる」ことなので、言葉で表現することはできません。
自分が出掛けた旅行先での感動を、どんな言葉を駆使したとしても、実際に相手がその場に行って見て、聞いて、体で感じるのに勝るものはありませんね。百聞は一見に如かず、です。

自分が見える、聞こえる、感じるものへの気づきを広げていく。そうするとこの世に生きとし生けるもの全てはつながっている、一体となっていると感じる瞬間がやってきます。自分の皮膚、呼吸さえも周囲の全てと一体化していきます。部屋、街、空、海、すべてのモノと一体化していきます。
自分は「ただそこに在るだけ」です。

昨夜のこころ塾で得た感覚は、「自分って、なんてちっぽけな存在なんだろう」というものでした。決して負の感覚ではありません。悩みの大小に関わらず、一切の負の感覚がとてもちっぽけなものに感じられたのです。精神的にとても安定したのでしょう、眠りもとても深いものでした。

トレーニングは決して苦しいものではありません。むしろ、楽しい、高揚した感覚が伴います。
さて、次はどの乗り物に乗っていこう?
そんなワクワクでトレーニングしている自分がいます。