7・8月Being会のご案内

無意識領域との結合
~認めたくない自分の受け入れ方~

高島 昌彦
丹下坂 愛実

2021/6/5
 

「嫌いな人とペアになって仕事をすることになった…」
「生まれて初めて海外旅行に行こうと思っていたのに、コロナで…」
「私はこんなに好きなのに、あの人は私のことを何とも思ってくれない…」


生きていると、思い通りにならないことってあるものですよね。

 

私たちは、今日の天気すら思い通りにすることはできません。
ですから、思い通りにならないことがあるというのは、ある意味、仕方がないのかもしれません。

それでも、やっぱり、思い通りにならないことって苦しいですよね。


そんな、思い通りにならないことの中で、もっとも私たちを苦しめるものがあります。


それは、何だと思いますか?

「思い通りにならない!」
 

最も自分の思い通りにならないものとは?


「本当は感謝していないのに、感謝しているふりをしている自分」
「相手のことを好きでもないのに、好きなふりをしている自分」
「怒らないようにしようと思っているのに、怒ってしまう自分」

「どうしようもないほど怠けたい自分」
「言葉には出さないけれど、実は、残酷なことを思ってしまっている自分」
「誰にも言えないけれど、人として、してはいけないことをしてしまっている自分」

 

自分の思い通りにならなくて、最も苦しむもの。
 

それは、思い通りにならない”自分”ではないでしょうか?
 

「認めたくない自分」の正体

 

  • 自分の好みに合わない考えが浮かぶ
  • 自分のコントロールできない感情が起こる
  • 自分がコントロールしている認識がなく、体が勝手に行動をする


自分なのに、"自分"の思い通りにならない自分。
"自分"のコントロールの範囲外の自分。


このような、「認めたくない自分」のことを、心理学では、「無意識の心」(unconscious mind)といいます。

そして、この「認めたくない自分」(無意識の心)を迎え入れようというのが、今回のBeing会のテーマです。
 

なぜなら、認めたくない自分、思ってはいけないことを思うという、その心の動きは、実は自分のためによかれと思って働いているからです。

NLPで、肯定的意図といわれるものです。
 

「認めたくない自分」を受け入れると?


もともと自分のためによかれと思って働いているわけですから、「無意識の心」がしていた真意に気づいたときには、納得感があります。

「ああ、そうだったのか」
忘れていたものが思い出されるような感覚。


さらに、この肯定的意図に気づくと、認めたくないと思っていた「無意識の心」を受け入れられるようになります。
むしろ、愛おしくなる感じ。


すると、これまで認めたくないと切り離していた自分との再結合が起きます。
切り離していた自分の一部を受け入れるわけですから、心に安定感が増すのもイメージしやすいかと思います。


その上、肯定的意図に気づくことで、認めたくなかった自分の思いにも変化が出てきます。
工夫と言ってもいい。
 

なぜなら、その肯定的意図を満たすためには、その思いでなくてもよいからです。
別の思いで満たせるなら、わざわざその思いを使わなくてもいい。
選ぶ行動が柔軟になるんです。
これも、生き方を楽にするポイントとなります。

つまり、認めたくない自分を受け容れることで、結果として、不都合に感じていた自分の考えや感情、行動が起きなくなるのです。

「私のためにしてくれていたのね」
 

自分のために学ぶ心理療法


「無意識の心」を意識化すると、生き方が楽になるのはわかった。
では、その方法は?


今回は、具体的な手法として心理療法を用います。
通常カウンセラーが他者援助で用いる手法を、参加者同士で行ってみようというのが今回のBeing会の内容です。


これは、知的な作業ではありません。
常識や習慣、効率といった観点から分析していっては、「無意識の心」を意識化することはできないでしょう。

そうではなく、自分の心を何の条件も付けずに自由にする必要がある。
 

ですから、考えるのではなく、感じる作業です。
安心して心と向き合える、こころ塾だからこその、うってつけの内容でしょう。
 

自分の心との対話を、普段とは違った意識の使い方で行っていく。
日常、光を当てることのない自分の心の部分に光を当てていく作業です。


こういった心理療法を用いて、「認めたくない自分」を受け入れる体験をする。

他者援助のために心理療法を学ぶのではなく、自分のために使ってみようという取り組みです(もちろん、ご要望があれば、他者援助に使えるようにご指導することも可能です)。

 

人との関係性の調え方(7月)

  • 大切に思っている相手なのに、つい怒ってしまう
  • 上手くやっていきたい相手なのに、苦手意識が取れない
  • 感謝している相手なのに、照れくさくて本心を伝えられない


7月は、このような他者との関係性で不都合に働いてしまっている無意識の心とコミュニケーションしていきます。

手法としては、知覚位置を変化させる心理療法を想定しています。
(扱う心理療法は、参加者に合わせて柔軟に対応します)

セルフイメージの調え方(8月)

自分の中にある、

  • ダメな自分
  • 恥ずかしい自分
  • 情けない自分


これら、認めたくない自分を自然と受け入れられるように、「意識の心」を広げていきます。

こころ塾という集団の特性を活かしたグループ対話の他、制限を生み出すビリーフを緩める心理療法を想定しています。
(扱う心理療法は、参加者に合わせて柔軟に対応します)

「何とも言えない安心感」

 

Being会「無意識領域との結合」概要

7月「人との関係性の調え方」


【日程】

①2021年7月13日(火) 19:30~21:30
②2021年7月27日(火) 19:30~21:30

【会場】

函館市亀田交流プラザ
(函館市美原1丁目26-12)


【参加費】
10,000円(全2回)

【申込締切】
6月29日(火)

 

8月「セルフイメージの調え方」


【日程】

①2021年8月10日(火) 19:30~21:30
②2021年8月24日(火) 19:30~21:30

【会場】

函館市亀田交流プラザ
(函館市美原1丁目26-12)


【参加費】
10,000円(全2回)

【申込締切】
7月27日(火)

 

このお知らせをご覧になって何か響くものがある方、無意識というものに興味のある方には、特におすすめの内容です。

ご関心とご都合がつきましたら、お申し込みください。
あなたのご参加をお待ちしております。


*非常事態宣言発出に伴い、6,7月に予定した内容を、7,8月にスライドして実施いたします。

 

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