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ー こころの相談室 ー カウンセリングMaNa
〒041-0844 北海道函館市川原町1-8
2022/12/3
カウンセリングMaNa 心理カウンセラーの丹下坂愛実です。
心もからだも辛くなっている自覚はある。
そんな中、頑張っている自覚もある。
でも、そろそろ、その頑張りも限界にきているような気がする。
もしかして・・・
病気?
そんな不安に駆られたことはありませんか?
もしかしたら、
「今まさにその状態です」
そんな人もいるかもしれませんね。
病院に行って薬をもらった方がいいのかしら。
でも、どこの病院?
できれば薬は飲みたくない。
でも、どこに行けばいいの?
今回は、心が辛い時に、どこに行けば、どんな対応をしてくれるのか、その内容についてお伝えしていきましょう。
体が重い、よく眠れない、食欲もわかない、頑張らないと笑顔になれない、仕事に行きたくない・・・
そんな時に頭をよぎるのが、
「病院に行った方がいいのかな」
「整形外科とか、内科とか、眼科ならいいけど、精神科とかはあまり行きたくない」
「薬は飲みたくない」
そういう思いをお話されるクライアントの方も、かなりいらっしゃいます。
実際に行こうと思うと、〇〇精神科、〇〇心療内科、〇〇メンタルクリニック。
あなたの街にも、様々な看板を掲げた病院があるのではないでしょうか。
さて、これらの病院、何が、どう違うのでしょうか。そして、自分は、どこの病院に行けばいいのでしょうか。
精神科=メンタルクリニック、つまり、同じ科を指していると考えてください。
では、どうして二通りの呼び方があるのでしょう。
それには、理由があります。
精神科、メンタルクリニック
どちらが、抵抗感が少なく感じるでしょうか?
文頭でも書いたように、
「精神科にはあまり行きたくない」
と考えている人が多い印象を受けます。
ですので、近年はメンタルクリニックという呼称が多くなってきています。
おそらく、行かれる方の心の負担を軽くして、受診をしやすく、という思いがあるのかもしれませんね。
精神科、メンタルクリニック、どちらの名前が良い・悪いではなく、同じ病院の種類ですよ、ということです。
そして、在籍している医師は、精神科医です。
心の症状を診る専門家です。
心療内科は、文字通り、内科です。
在籍している医師は、内科医です。
心に関わる身体を診る専門家です。
心療内科という看板で、精神科医と内科医の両方在籍している病院や、精神科のみの病院もあるので、ホームページ等で確認してみるのもいいでしょう。
では、なぜ、「心療」内科なのか。
これも、受診する側の
「精神科にはあまり行きたくない」
という抵抗を減らし、受診しやすくするため、といわれています。
(脳)神経内科も、内科であり、主に、運動や感覚に異変や違和感が生じる、脳、神経、筋肉の病気を診る専門家です。
医師は、検査の結果や診察の様子から、見立てをし、結果として、
「あなたは、この病気ですよ」
と、病名の診断(病名の特定)をすることができます。
薬の処方も、もちろんすることができます。
ですので、眠れない、食欲がわかない、気分が落ち込むなど、それぞれの訴えに見合った薬を処方してもらえます。
眠れないのが眠れるように、食べられないのが食べられるように、気分が沈んでしまうのが笑顔でいられる、こんな自分に合った薬を処方してくれるのなら、生きる勇気にも繋がりますし、人生が上向いていきますね!
「持っているだけ安心なんです」
自分に合った薬を持っているだけで、心が軽くなる、というお守り変わりで持っているという話も良く耳にします。
臨床心理士や公認心理師が検査やカウンセリング、あるいは、様々な行動療法を提供する病院もあります。
心理士(師)は、見立てることはできますが、最終的な診断は医師に委ねられます。
そして、医師の指示の元、検査、カウンセリング、あるいは、様々な行動療法が提供される病院もあるでしょう。
大阪で、放火に遭い、医師はじめ病院スタッフ、患者さんが多数殺害された事件をご存じの方も多いかと思います。あの病院のように、医師が診断し、社会復帰前の方にトレーニングの場を提供する、そういうプログラムを提供している病院もあります。
民間のカウンセリングを提供する場では、病院よりもカウンセリングの時間を長く設定している場合が多いため、話をじっくり聞いて欲しい、という人に向いているでしょう。
病院には行きたくないが、でも専門家のところで、今の状況を何とかしたい、という人の気持ちに応えることもできるでしょう。
(専門的な技量を持ったカウンセラーであれば、症状に合った心理療法を施してもくれるでしょう。)
また、臨床心理士や公認心理師など、資格を持った人が在籍するカウンセリングルームでは、検査を提供している場所もあります。
診断は法律により禁止されていますが、見立てることは可能なので、検査やカウンセリングで、自分の状態を客観的に判断したい場合にも、訪れてみるといいかもしれません。
「どんなこと」を提供してくれるかも大切です。そして、一番大切な事は、病院にせよ、カウンセリングルームにせよ、「どんな人」が対応してくれるのか、これが一番大切になってくると思います。
いくら効果のある薬があっても、心に関して豊富な知識・技術があっても、それを使うのは、「人間」だからです。
ちょっと、想像してみてください。
豪華なお寿司を苦手な相手と食べる
おにぎりを大好きな人と食べる
どちらが、楽しい時間を過ごせるでしょうか?
「どんなこと」ではなく、「どんな人」が重要な理由が、おわかりいただけたかと思います。
悩みを抱えている方は、すでに十分辛い状況にあると思います。
「こんな小さな悩みを相談しても…」
開口一番、そう仰る方も少なくありません。
悩みに大きい、小さいがあるのでしょうか?
あなたが辛い、苦しいと感じていることに、あたかもあなたであるかのように聴く、これが、カウンセラーだと、私は思います。
「何から話せばいいのか…」
心の中がぐちゃぐちゃだから悩んでいるのだと思います。ぐちゃぐちゃのままでいいんです。一緒に整理していくのも、カウンセラーの仕事だと思います。
「誰にも話せない…」
「家族だからこそ、話せない…」
誰にも相談せず一人で大きな事を抱えていませんか?
家族に迷惑をかけたくない、心配をかけたくないと、一人で頑張りすぎていませんか?
その心の荷物を少しの時間、降ろしてもらう、何なら、一緒にゴミ箱に運ぶ、そんなこともカウンセラーの役割だと思っています。
「カウンセリングは敷居が高い…」
全くの赤の他人に自分の内面を話すことは、本当に勇気のいることだと思います。
連絡しようか、やめようか、もう何年も前から悩んでいた、そう仰る方も、かなりの数いらっしゃいます。
今日、その悩みが解決しなかったのであれば、もう、一人で悩む時間は終わりにして欲しい、切にそう思います。あなたの勇気ある一歩が、自分の人生を変えていきます。
霧がパーッと晴れ、のぞいた雲の隙間から陽の光が射す、そんなあなたの明日が訪れることを願って止みません。
執筆者:カウンセリングMaNa 心理カウンセラー 丹下坂 愛実
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