【男性心理・女性心理】

過去を蒸し返す心理

高島心理カウンセラー

「やっぱりあなたってそうなのよ! だいたいあの時だって…」
 

「あなたってそういう人。だって、新婚旅行だって連れて行ってくれなかったでしょ…」
 

「お前ってなんでそうなの? あの時は〇〇したし、あの時は…」

 

このように、すぐに過去のことを蒸し返す人っていますよね?

もう終わったはずの過去を。
 

あるいは、

「自分の方がついつい過去を蒸し返してしまう」

そう悩んでいらっしゃる方もいるかもしれませんね。


 

言われる立場にすると、これは辛いものです。
過去の出来事は変えることができませんから。

責められる感覚が強くなると、
逆ギレする人も出てくるかもしれません。

「何度謝れば気が済むんだ!」と。
 

そして、それをされてしまうと
過去を蒸し返した方も納まりがつかなくなります。

「私が悪いとでも言うの? ほら、結局反省していないんでしょ? 自分は悪くないと思ってるんでしょ?」と。

 

このように過去を蒸し返す方も、
また蒸し返される方も、
どちらも苦しくなってしまいます。

それなのに、パターンのように
「過去を蒸し返す」を繰り返してしまう

 

この「過去を蒸し返す心理」の正体。

一体何なのでしょうか?
 

1 今という現状の不満が蒸し返らせる
2 真意は、「苦しさをわかってほしい」
3 視点を今に戻す(重要!)
4 過去は変えることができる?
   4.1 過去の出来事は変えることができない
   4.2 過去の受け取りは変えることができる
5 無料メール心理講座もご覧ください
6 皆様からよせられた感想


 

”今”という現在の不満が過去を蒸し返らせる

結論から言うと、「過去を蒸し返す心理」というのは、『現在に不満があるのです。

あなたにも心当たりがあるはずです。

 

思い出してみてください。
 

あなたが、つい過去を蒸し返してしまったときのことを。

あるいは、口には出さなかったけれど、
心の中で過去を蒸し返していた場面を。


「あなたはあのとき○○だったじゃない。」と。
 

そして、その場面のあなたの気持ちに
目を向けてみてください。

じっくりと感じてみて。

 

どうでしょうか。


不満でいっぱいではありませんか?
 

「私のことをわかってくれていない」

「大切に思われていない」

「認められていない」
と。



ですから、過去を蒸し返すというのは、
”という現在のその瞬間に不満がある
ということなのです。
 

言い換えると、今この瞬間に満ち足りていたら、
どんなに苦しい過去でも、
そもそも記憶に上がってこない
のです。


むしろ、たまたま思い出すことがあっても、
「あぁ、あんなこともあったなあ。」
と懐かしく思い出される。

そんな記憶に過ぎなくなります。

真意は、「苦しさをわかってほしい」

では、どうして私たちは、「今の不満」を
「過去の出来事」を使って伝えてしまうのでしょう?

 

それは、「今の不満」をそのまま述べたとしても、
相手に受け入れられるとは限らないからです。


「私のことをわかってくれていない。もっと大切にしてよ。」
と伝えたとしても、

「十分大切に思っている。こうして一緒にいるのが、その証拠だろ? それより君の方がこちらのことを…」
と返ってくる。


相手は相手で言い分があるからです。


でも、これだと意味がない。
伝えたい「今の不満」が、伝わっていませんから。
 


それならば、絶対に相手に反論されない「過去の出来事」を持ち出して、自分の苦しさを相手に何とかわかってもらおうとする

それが、「過去を蒸し返す心理」の本当の思いです。


本当は、ただわかってほしいのです。

自分の苦しさを。

 

そして、残念ながらコミュニケーションとしては、逆効果が起こる。
 

確かに、過去を蒸し返せば相手は反論してこないでしょう(もしくは、逆ギレされてますます事態が悪化する)。

ですが、それでは肝心なわかってほしいこと、
つまり、「今の不満」が伝わらないのです。
 

なぜなら、視点が過去に向いてしまっていますから。

視点を今に戻す(重要)

本当に伝えたいことはそうではないはずです。
 

今に不満があるというのは、言い換えると、
もっと親密な二人になりたいという願いでしょう。

希望といってもよい。
 

だから、がんばって伝える。


ただ、過去を蒸し返すというその方法では、逆効果になる。

反論の余地を与えないというのは、相手の存在の否定に他なりませんから。
 

「この野郎」という敵意が起きるだけで、
今抱えているその苦しさには気づいてもらえません。



それでは、どうすればよいのでしょうか?


実は、視点を”今”に戻せばいいのです。

視点を”今”という現状に戻して、
そして、気づいてみる。


「私(相手)は、何に不満を感じているのか」と。




自分、もしくは相手の口から、過去を蒸し返す言葉が出るとき。

さらに、口にはしていなくても、自分の心の中に過去を蒸し返す思いがあるとき。

そんな、「過去を蒸し返す思い」を見つけたら(自分のであれ相手のであれ)、視点を今に戻してみてください。

今、私たち二人の間にある不満は何のなのだろうと。

 

二人のために、二人の間で起きているすれ違いを探す作業です。

希望を見つける作業といってもよい。
 

これこそ、成熟したカップルへと至る道です。


 

過去は変えることができる?

過去を変えることはできない。
よく言われることですね。

本当にそうなのでしょうか?
 

心のメカニズムからすると、半分は正しくて、そして半分は間違いといえるでしょう。

過去の出来事は変えることができない

誰かから言われた言葉。
誰かを失った経験。
 

あなたが体験したその出来事そのものは確かに起こったことです。

その意味で、過去は変えることができません。

過去の受け取り方は変えることができる

一方で、過去の受け取り方は変わります。
 

今回のつぶやき。
今が満ち足りていると、過去を蒸し返さないというのがそのよい例ですね。
 

当時は許せなかったことなのに、
今となってみると、
「あぁ、そんなこともあったなあ。あのときはつらかったなぁ。」と
懐かしく思い出されるような感覚。
 

その意味で、過去は変えることができるのです。

そして、心にとっては、出来事よりも受け取り方の方が影響が大きい。
 

なぜなら、感情を決めるのは、受け取り方だからです。
 

その意味では、変えられない過去はないのです。

 

執筆者:カウンセリングMaNa 心理カウンセラー 高島 昌彦

皆様からよせられた感想

  • うん、うん、そう、そうと思いながら読ませて頂いてます。今の私には本当に助かっています。ありがとうございます。
  • 過去を蒸し返す心理の原因が、今の現状に不満があって、さらに、もっと親密な二人になりたいという、願いや希望が心の中に隠れていることを知りました。
    そんな気持ちがあるのに、逆効果なことをしてしまうのは、もったいなくて、先生のつぶやきで教えて頂けて、良かったです。
  • 「変えられない過去はない」希望の言葉です。大切にします。

心のことをもっと知るには無料メルマガを!

無料メルマガは、お名前とメールアドレスを登録するだけ。
どなたでも無料でご覧になれます。

さらに、今なら【未公開】の「カウンセラーのつぶやき」もプレゼント。

購読解除はいつでもできます。
また、更新頻度は、月1回(多くても…2回)ぐらいです。

この機会に、未公開の「カウンセラーのつぶやき」をぜひご覧ください。

まずはメルマガ登録を。

ごあいさつ

丹下坂心理カウンセラー
高島心理カウンセラー

【無料メルマガ】

今なら、メール心理講座が無料で届きます!

講座情報

web講座 心理学deダイエット
5/30 オンライン  
痩せている心理状態のインストール編
こころ塾 一般コース
第14期:募集中
第13期:満席
第12期:満席
こころ塾合宿 ’21
『嫌われる勇気の身につけ方』

店舗のご案内

070-2428-0730
住所

〒041-0844
北海道函館市川原町1-8

営業時間

9:00~20:00

メールでのお問合せは24時間受け付けております。

メールアドレス

info@hsmana.com

休業日

不定休