会話に男が求めるもの、女が求めるもの

丹下坂心理カウンセラー


2019/4/1

先日、仕事の打ち合わせでとある場所で食事をしました。
待ち合わせ時刻より少し早めに着いた私は、先方の方が来るまで席で静かに待ちました。
すると、壁一枚隔てた隣の部屋から、何やら男女の会話が聞こえてきます。
聞き耳を立てなくとも自然と会話が耳に入ってきます。
なぜなら、その声はみるみるうちにヒートアップしていったのですから。

女性:「〇〇(男性の名前)っていっつもそうだよね。私には上から目線に感じるんだよね。ただ聞いてくれればいいだけなのに。」
男性:「だって、どうすればいい?って言っただろう。だからアドバイスしたのに。」
女性:「どうすればいいのかなぁって気持ちを言っただけでしょ。アドバイスが欲しいとは一言も言ってない。せっかく久しぶりの外食なのに。一緒に美味しいもの食べたかっただけなのに。」

この後女性は、何やら長い名前のカクテルを注文していました。

会話が最初からすべて聞こえていたわけではないのですが、どうやら、女性の職場の上司のことに関して男性に話をしていた様子です。そして、その上司のことをこれまで何度か話したことがある感じでした。

あなたが男性だったとしても、女性だったとしても、一度は異性の相手に言ったことがあるあるいは、内心思ったことがあるセリフではないでしょうか?
このどこにでもよくある男女の会話、どこに問題があるのでしょう?

お気づきの方も多いかと思いますが、上記の段階はすでに会話の末期的な場面です。もっと前の段階で適切な処置を施しておくべきだったのです。
では、どの時点か?

そうです。女性が話し始めた「瞬間」からですね。

女性は会話に「共感」を求めます。年代問わず女子会で一番多いセリフは
「わかる~~~!」です。当の女子会に参加している女性もわかってなどいないのです、なぜなら、全く同じ人と全く同じ経験をし、全く同じ感情を抱いているわけではないのですから。
それでも、「わかる~~~!」の連発です。

話題が学校、職場、家庭、人生と次々と展開していきます。目の前で超大作の映画が繰り広げられています。そのすべての場面で「そうそうそう!」、「それわかる~~~!」の嵐です。極端な言い方をすれば、内容はどうでもいいわけです。相手が「共感」さえしてくれれば、満足できるのです。

一つの話題に「共感」が生まれると、もうその話題について会話する必要はありません。満足が得られたからです。こってりした料理を食べるとさっぱりしたものを口にしたくありませんか?それと同じ感覚です。

こうして女性の会話は、「共感」が得られると次の話題へ、次の話題へと果てしなく展開していきます。

一方で、男性が会話に求めているもの、それは「結論」です。
一つの話題に対して、「自分はこう思う」と、頭の中に蓄積されたデータを駆使し持論を展開していきます。
「俺はこうだけれど、そういう考えもあるのか」
相手の持論に合点がいくと、つまり一つの話題に「結論」が出ると会話が終了します。実にシンプルです。
「結論」を出すために、実に色々なアイディアを出していくわけです。双方の折り合いがつきそうな終着点あるいは、自分の予想だにしなかった考えが出た時に、一つの話題が終わります。

男性の会話は、これは何が使われているのか、どこの産地のものなのか、どう調理しているのか、はたまたどんなシェフが作っているのか、その人の人生観は・・・など、一つの料理をじっくりと味わい尽くすまで続きます。

先のとある場所での男女の会話です。
女性は「共感」を求めていることがわかりましたね?
女性が話し始めたら男性は適度に、
「そうそうそう!それわかる~~~!」と言ってあげればよかったのです。
「でしょ~~~?」、すぐに女性の満足げな表情が見られたはずです。

ただ、一つポイントがあります。
「適度に」というところです。
「わかる~~~!」を連発すると、
「この人、私の気持ちなんか絶対わかってないよね。」と不機嫌になります。

結局のところ、どちらに転んでも、女性の満足のいく場にはなりづらいわけです。にも関わらず、男女の会話において寄り添わなければならないのは、常に男性側。男性にとってはまったくもって理不尽な話です。

一つだけ、打開策があります。
会話が始まった瞬間、こう聞いてみます。
「今日はアドバイスが必要?それとも、じっくり話を聞いた方がいいかな?」

男性の会話の終着点である「結論」が、すでに見つけられたわけです
「アドバイスかそれとも、聞けばいいのか?」
あとは数時間かけて繰り広げられる大上映会を椅子に座って眺めているだけです。
もちろん、「わかる~~~!」を「適度に」挟みながら。

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