停電復旧で真っ先に伝えたいこと

高島心理カウンセラー

2018/9/10

胆振東部地震、そして全道停電から数日が経ちました。
被害状況が段々とわかり、震源近くでは多くの方の命が亡くなりました。
お悔やみ申し上げます。

函館地方では揺れ自体はそこまでではなく、地震前日の台風による建物被害の方がよっぽど大きかったのではないでしょうか。

とはいえ、停電はきつい。
当初は1週間は続くとの話でしたから、先行きの見えない停電というのは本当に不便で、また不安を感じるものでした。
この意味では、停電にあった道民全てが今回の震災の被害者といえるのではないでしょうか。

我が家の場合、オール電化なので調理ができないという不便がありました。
そのうえ、私は無呼吸症候群もちなので、寝るときに医療用機器を用います。
その電源をどうするかという不安
(非常用電源を所持していたので今回は事なきを得ました。ただ、停電が3日、4日…と続いた場合はどうなるのか…)。

そして、停電がしばらく続くとわかったときに、だんだんと目にしたり耳にすることになったのが、北海道電力(北電)に対する不満。

交通機関や病院をはじめ、暮らしに不可欠な都市機能が突然まひし、道民を不安に陥れた
大地震への十分な対策を取らなかった北電の責任は極めて重い
不測の事態が生じれば、待機中の発電所ではカバーしきれず、ブラックアウトに直結することは事前に分かっていたはずだ
電力の安定供給よりも、電源の集約による経営効率を優先したと言われても仕方ない
    (9/8付 北海道新聞電子版)
新聞以外にもネット上に、個人・団体問わず様々な怒りの声が上がっていました。

確かにその通りでしょう。
震源近くの発電所がダウンするのは仕方ないとしても、それでこの広大な北海道全ての電力がダウンする事態というのはおかしい。
確かに、おかしい。

ですが、地震発生から24時間。
被害状況も判明しないこの段階で、議論する事なんでしょうか。
私にはどうも疑問です。
率直に述べると、「それどこじゃないだろ」と。

さらに言うと、こういった論調はみな怒りに満ちているように感じられるんです。
失態を犯した相手、それも失態を犯したことを自覚している相手。
それゆえ絶対に逆らってこないとわかっている相手に対して、正論をぶつける。
正論をぶつけ反論が返ってこないことで優越感を感じたいだけなんじゃないかと。
本当の目的は、二度と同じようなこと(今回で言えばブラックアウト)が起きないようにすることではなく、自分の怒りの解消。
怒りのはけ口にブラックアウトを利用しているようにしか感じられないんです。

今回の停電。
1週間は続くと言われたブラックアウトから、思いのほか早く復旧しています。
このつぶやきを執筆段階で、全道の90%以上の地域で復旧しているとのこと。
北電がブラックアウトは想定外だったと言っているのですから、この復旧プロセスも当然、事前準備なんてなかったはずです。
マニュアルのない事態、そして電気のない中、北電、そして復旧工事担当者の頑張りには本当に頭が下がります。
忘れてならないのは、彼らだって個人の立場では、被害者なんです。

人の心というのは、ある出来事に対して、自動的に一つの見方をします。
同様に社会というものも、一つの見方に固執するのかもしれません。
正義・不正義というフィルターから見れば確かにそうでしょう、「北電はけしからん」。

一方で困難な状況の中、よく復旧しているという見方だってできるわけです。
「北電はけしからん」けれども、「復旧に向けてよくやっている」と。

人の心がいろいろな見方があることに気づくことでラクになるように、社会も様々な見方に気づくことで優しい社会が生まれるのではないでしょうか。

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