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ー こころの相談室 ー カウンセリングMaNa
〒041-0844 北海道函館市川原町1-8
2020/8/29
先日、手紙が届きました。
そこには、1年半ほど前までカウンセリングに通われていたA子さんの名前が。
どん底の入り口でカウンセリングを受け始め、どん底の只中でカウンセリングを終えた方です。
A子さんという文字を見た瞬間に、(手紙を書ける程度には)「お元気にしているんだ!」という安堵感に包まれました。
「どうしているかなあ」と、ずっと案じていましたから。
そうして懐かしさを感じながら、なぜか私は、手紙の封を開けることを躊躇っていました。
どんなことが書かれているか見当がつかなかったからです。
真っ先に思い浮かんだのは、お叱りの内容です。
カウンセリングの期間、客観的に言って、A子さんの状況はよくなるどころか悪くなっていました。
ですから、「カウンセリングを受けたのに全然うまくいかなかったじゃないですか」と、カウンセリングが期待外れであったことを伝える内容かと思ったんです。
ただそれだと、時間が経ち過ぎている。
その種の不満は、通常直後に大きく、そしてだんだんと小さくなっていくものです。
ですから、1年半も経って伝えてくるとはちょっと考えにくい。
かと言って感謝もまた考えにくい。
先ほど言った通り、カウンセリングを重ねても、状況は悪くなっていましたから。
内容に見当がつかぬまま、さりとて何が書かれているのか気にもなり、封を開けてみました。
するとそこには、きれいなお花の便せんに、A子さんの手書きの文字がびっしりと書き連ねてありました。
そして、カウンセリングしていた件がひとまず終了したとの報告がしたためられていました。
また、病院やその他いろいろな機関に相談に行く度に、不要なアドバイスをされ、さらに傷ついていたこと。
それが、私のカウンセリングを受けると、不思議と症状が落ちついたとも書かれていました。
状況がよくならない中でも、そう感じていただけたこと。
「ああ、自分のカウンセリングは間違っていなかった」
素直に、ほっとしました。
そして、何より嬉しかったのは、A子さんが現在人生の春の入り口に立っていること(ご本人は、まだそう断言できるほどの自信はないようですが…)。
土砂降りの雨の中を、それでも立ち止まらずに歩み続けてきたんです。
誰の足でもなく、自分の足で。
そして、降り止まぬ雨はありません。
失ったものは確かにあるでしょう。
ですが、それ以上に得たものの方がはるかに価値があるのです。
どん底を知っている。
そして、どん底に立ち向かい自分の足で歩んだという体験。
これから生きていくうえで、これ以上の強みはないでしょう。
苦しみが深ければ深いほど、それを乗り越えたとき、人は強くなります。
そして、周囲の人には希望となる。
降り止まぬ雨がない証として。
終わらない冬がない証として。
執筆者:カウンセリングMaNa 心理カウンセラー 高島 昌彦
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