焦点を自分に当てると見えてくるもの

丹下坂心理カウンセラー

2018/12/6

先日、半年ぶりにある方とお会いしました。

関東方面に出張に行かれていたとのことなので、
「あちらの方はまだ暖かったのではないですか?」
「いや、けっこう寒かったですよ。」
「そうですか。体調崩されませんでしたか?」
「いつも調子よくないですからね。」

出張の目的は専門分野の勉強会(研修会)出席とのことだったようで、
「勉強会いかがでしたか?」
「勉強というよりは、研修ですね」
「そうですか。研修ですか。充実した時間過ごせましたか?」
「勉強ですからね、充実とかは関係ないですね。」

お互いに時間はあったのですが、ほんの数分程度でこの方との再会は終わりました。

多くの方が、上記のようなやり取りに心地良さを感じられないのではないかと思います。
「あ~言えばこ~言い・・・」
「そうですねって言うこと、絶対ないよね!」
思い浮かぶ顔がちらほらある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

さて、この場面、誰に焦点があたっているでしょう?
「あ~言えばこ~言い」の主語も、「そうですねって言うこと、絶対ないよね!」の主語も、自分が会話している「相手」ですね。

その「相手」と接していて、不快に感じている、あるいは、困っているのは「自分」であって、会話の相手ではありません。であれば、主語を「自分」にしてみるのも一つです。
「あ~言えばこ~言い・・・」という人を、私は苦手(嫌い)なのね。
「そうですねって言うこと、絶対ないよね!」という人を、私は苦手(嫌い)なのね。

苦手な相手と接する時、自分に焦点を当ててみると、意外に心が軽くなるのを感じられるかもしれません。

さらにもう一段踏み込んで見てみましょう。
その自分が苦手(嫌い)とする、相手の話し方や考え方を、もしもその相手が改善して全く持たなくなったとしたら?
あなたが苦手(嫌い)とする要素がなくなったわけです。するとどうでしょう?苦手(嫌い)の度合いが弱まりませんか?

つまり、あなたが苦手(嫌い)と感じている人は、その人のことが苦手(嫌い)なのではなく、その人が持っている特性が苦手(嫌い)ということになります。

よく、人のことを嫌ってはいけない、嫌いと思っている自分が嫌という人の話を聞きますが、このように、焦点を「相手」から「自分」に変えてみる、そして、その自分が不快と感じているものをその人が持っていないとしたらと考えてみる。これだけでも随分と心が軽くなるのを実感できると思います。

「とは言ってもねぇ・・・」
そう思ったあなた。
もしかしてあなたも、「あ~言えばこ~言い」の人かもしれませんよ(笑)

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