心理学説はその通り!、ですが・・・

丹下坂心理カウンセラー

2020/2/22

世に多くの名を遺した心理学者の一人に、ジャン・ピアジェというスイス人がいます。
彼は、自身の子ども3人を被検者とし、観察と実験を繰り返し、「認知的発達段階説」を提唱しました。

簡単に言うと、子どもはどういう時期を経て大人に達するか、それを年齢を追って段階的に見ていくという観察をしたわけです。

ということを、現在、とある試験勉強のために勉強しています。

彼の説によれば、その発達段階は4つに分かれます。
①感覚運動期(0~2歳くらい)
②前操作期(2~7歳くらい)
③具体的操作期(7~12歳くらい)
④形式的操作期(12歳~成人になるまで)

②の前操作期(2~7歳くらい)と言えば、小学校にあがる前頃までの時期でしょうか。
この時期は、自己中心的、論理的に物事を考えることができない、他者の立場になって考えることができない時期とされています。

それが③具体的操作期(7~12歳くらい)小学校を卒業する頃には、脱中心化(自己中心的から抜け出す)、多角的立場から物事を捉えられるようになり、④形式的操作期(12歳~成人になるまで)中学校にあがって以降は、現実と可能性を見比べる能力、「仮に~だったら…」という自身の経験や現実思考に左右されない仮説演繹的思考ができるようなる、とされています。

と、ここまで読んでいる皆さんも、
「ほ~ほ~。なるほど。そうだよね。」
そう思っていらっしゃるのではないでしょうか。

「イヤイヤ!あれ買って、これ欲しいと言っていた子が、小学校にあがるとケンカしながらも集団の中での立ち居振る舞いを身に付け、中学生にもなると部活だ、行事だと、勉強だと、グンと大人びてくるもんな」と。

私もそう思います、このジャン・ピアジェの唱えた「認知的発達段階説」は全く持ってその通りだ、と。

では、到達度で見ていくと、どうなのかという疑問が頭をもたげてきます。

先日、とある寿司屋でこんな場面に遭遇しました。
「私は、自分の卒業した学校に誇りを持っています。非常に厳しい校風だったのですが、耐えることと社会性を学びました。今の自分があるのは、その学校に通ったお陰です。」
そう話す若者へ向かって、
「あの学校は最低だな。入ったのがそもそもの間違いの元だよな。」
と返す、70は優に超えているであろう年配者。

ピアジェの説によれば、脱中心化、多角的立場による思考は12歳ころまでに獲得となっています。
説に異論はないものの、到達度で見てみると、大きな疑問が残ります。

子ども大人関わらず、胸と背にゼッケン番号のように「〇歳(精神年齢)」とでも書いておいてもらえれば、世の中少しは穏やかになるのになぁ…。

この年配者に、幼稚園児のトレードマークである「黄色い帽子、水色のエプロン⁉、白いソックスに上靴」を着させてしまえ!そしてそれをイメージしたら、不快な気持ちも少しは紛れるんじゃないか!?

いやいや、覚えたてのイタリア語を復唱する勉強時間に宛ててみてはどうか!?

明日のto doリストをスマホで確認!

確かにピアジェは、子どもはどういう時期を経て大人に達するかを教えてくれました。しかし、その対処法は教えてはくれませんでした。
もしかしたら、ピアジェは自説を考えることによって、大人になった今どう生きるべきかも暗に唱えたかったのではないだろうか、そうまでも思えてきてしまいます。

「うんうん、私の周りにも、こんな人いっぱいいるわ!」
そう思ったあなた。
私も同じです。
寿司屋の年配者とどう折り合いをつけて生活していくか、勉強の合間にでも考えてみることにします。

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