
函館でカウンセリング開業19年、お客様延べ13,618人の実績
ー こころの相談室 ー カウンセリングMaNa
〒041-0844 北海道函館市川原町1-8
2021/11/3
  
今、あなたは、どんな悩みを抱えていますか?
・言いたい事をうまく伝えられない
 ・対人関係をうまく築けない
 ・コミュニケーション能力が低い
 ・人と話すとき緊張する
 ・発達障害や不安障害がある
 ・人と話がかみ合わない
家庭、職場、友人、夫婦、恋人。
 昔から様々な場面で、「コミュニケーションがうまく取れない」と悩んできたのではないでしょうか。
ちょっと、振り返ってみてください。
 この「人とのコミュニケーションの取り方」、どこかで習いましたか?
学校で習いましたか?
 家族が教えてくれましたか?
今まで、一度でも、「人とのコミュニケーションの取り方」を習った記憶があるでしょうか?
あなたは、習ったこともない事を、うまくできないと落ち込み、自分はダメだと自分自身を否定しているのではありませんか?
これでは、泳ぎ方がわからないのに、海に放り投げられて、何とか岸まで辿り着かないと!と必死にもがいているのと同じです。
 
 ちゃんと泳ぎ方がわかると、苦も無く、水面に顔を出していられるようになります。
 ですが、我流に泳ぎ方を覚えても、上達は遅く、しかも、長く楽に泳ぎ続けられる泳ぎ方がどうかもわかりません。
私は、これまで15年以上に渡って、何千人もの「人とうまくコミュニケーションが取れない」という人のカウンセリングをしてきました。
 だからこそ、長い間苦しんでいる人の気持ちがわかりますし、どこでつまづいているのか、何を、どうすれば良いのか、わかるようになりました。
あなたは、もう十分に、世間という荒波を泳いできましたね。
 これからは、我流で泳ぎ続けるのではなく、「正しい努力とは何か?」をしっかりと情報収集し、正しく練習・努力をしていって欲しいと思います。
「人とコミュニケーションがうまく取れるようになる方法」のヒントが見つかり、生きやすい人生に繋がっていく、そんな情報をお伝えしていきます。
目次
2 コミュニケーションが苦手な人の特徴
  2-1 会話が続かない
  2-2 人と視線を合わせるのが苦手
  2-3 自分から話しかけるのが苦手
  2-4 空気が読めない/読み過ぎる
  2-5 言いたい事をうまく伝えられない
  2-6 人と会話がかみ合わない
  2-7 人と話す時いつも緊張する
3 コミュニケーションがうまく取れない原因
  3-1 家族間の会話が少ない家庭環境で育った
  3-2 過去のトラウマ的な経験
  3-3 一人で過ごす方が好き
4 コミュニケーションがうまく取れるようになるためのコツ(重要!)
  4-1 聴き方を鍛える
  4-2 伝え方を鍛える
5 カウンセリングやコミュニケーション講座の効果
  5-1 カウンセリングでできること
  5-2 コミュニケーション講座でできること
コミュニケーション上手な人の特徴を挙げてください。
 そう言われたら、どんな事が浮かびますか?
確かに、これらの要素は、ある一面では、コミュニケーションが上手に取れる人と言っても良いでしょう。
 ですが、違った角度から見ると、間違いです。
いくら、多くの人の前で、ユーモアたっぷりに、飽きさせることなく、次から次へと話題が展開していったら、それは楽しい時間となることでしょう。
 しかし、これは、「聴き手」がいて初めて、話し手が生きてくるのです。
そうです、本当のコミュニケーション上手とは、聴く能力があるか、なのです。
では、この聴く能力、これは、生まれ持っての能力なのでしょうか?
そんなことはありません。
 聴く能力は、いくらでもトレーニングで培うことができます。
それでは、コミュニケーションがうまく取れない人の特徴から順に見ていきましょう。
 あなたも、そうそうそう!わかる!と納得できる事がたくさんあるかもしれませんね。
 
 
  
職場、家庭、友人。
 どんな場面でも、うまく会話を続けられない、そう悩んでいませんか?
上司:「今日も暑いな~」
 自分:「暑いですね~」
 「・・・」
上司:「こんな時は、冷たいビールでも一気に飲みたいな」
 自分:「そうですね。」
 「・・・」
上司:「ところで、出身って、どこだっけ?」
 自分:「千葉です。」
 「・・・」
1回目はうまく返せる、ところが、その先、どう話せばいいのか、どうにかして話を広げられないか。
 そして、いつもの「会話が続かない」という落胆に変わる。
それを繰り返していませんか?
 
 「ちゃんと質問に答えられているだろうか?」
 「こんな事を言ったら嫌われるのでは?」
 「ダメな自分を見透かされているのではないか?」
 「相手の期待に応えられなかったらどうしよう…」
そんな思いが頭を過ると、相手の目を見て話すのが怖くなってしまいますね。
 こんな事言ったら、変な人って思われるかもしれないし、もし、変な人って思われたら、嫌われるかもしれない。
 そう考えれば考えるほど、話しかけられなくなる。
  
 いつも自分から話しかけられないから、意を決して話しかけたのに、沈黙がうまれてしまって。
 あの時は、すぐにでもその場から逃げたい気持ちでいっぱいになった。
 二度とあんな思いはしたくない。
 自分から話しかけなくてはと思うものの、あの時の事が蘇ってしまい、自分からは話しかけられない。
  
 たとえ話しかけたとしても、まともに取り合ってもらえないだろうし、そもそも、私なんかが話しかけられるような身分でもない。
  
「なんて話しかけたらいいかわからない」
 「なんて言えば相手の気分を害さないだろう?」
 「なんて言えば相手の意図する会話になるだろう?」
 「なんて言えば嫌われないだろう?」
どんな場面でも、自分から話しかけることに対して、恐怖心が沸き上がってきますね。
 
 
 そういうところが天然だよねってよく言われるけれど、自分では、普通に話しているつもり。
 どこが天然なのかさっぱりわからない。
  
 楽しそうに笑ってるから、嬉しかったんだねって言ったら、「嬉しいはずないじゃん。空気読んだ方がいいよ。」って言われたことが、過去に何回も。
空気を読んでないわけではないし、感じたこと、思ったことを素直に言ってるだけなのに、「空気読んだ方がいい」とよく言われる。
  
 今、この人はこう思ってるんじゃないのか。
 今、こう言って欲しいんじゃないのか。
 常に、頭にそういう思いが過って、考えすぎて疲れてしまう。
会話の何歩も先を読んで、相手の気持ちを幾通りも考えて話すので、人と会う時は常に緊張するし、どんな相手でも話し終わったあとは、ぐったりしてしまう。
  
 
 
 小さいころから、ちゃんと考えてごらんと言われ続けてきたが、全然考えていないわけじゃない。
 むしろ、あれこれと色々考えて、考えて、考えすぎて混乱してしまい、結果、自分でも何を考えていたかわからなくなってしまい、うまく伝えられない。
 どういう言葉を選んで、どういう伝え方をすれば相手にうまく伝えられるのか、頭の中は、いつもそんなことでグルグルしている。
 相手に失礼ではないか、気分を害するのではないか、嫌われるのではないか、気まずくなったらどうしよう。
 そんな思いが浮かんでくると、思っていることも言えなくなってしまう。
 
 Aさん:「今日、朝ごはん食べた?」
 Bさん:「ごはんは食べてないけど、パンは食べたよ!」
 Aさん:「・・・」
上司:「昨日、最後に回った顧客、どうだった?」
 部下:「すごく感じのいい人でした!」
 上司:「・・・」
聞かれたことに対して答えているのに、どうも相手が怪訝な顔になる。あるいは、一瞬の間がある。
「そうじゃなくて」
 「天然だよね」
 「変わってるよね」
 など、よく人から言われる。
こういう状況に何度も出くわすと、人を不快にさせていないか、何を話せばいいのか、相手は何を求めているのかと、相手の顔色ばかりをうかがってしまう。
 結果、何も話せななくなり、人と話すことに自信がなくなってしまう。
 時には、人と話すことが恐怖になってしまうこともありますね。
  
 
 「こんな話をしていいのか…」
 「人を不快にさせていないか…」
 「変な事を言ったら評価が下がってしまうのではないか…」
 「場の空気を壊さないだろうか…」
過去のうまくいかなかった経験が蘇り、手には汗、頭は真っ白。深呼吸しても、緊張の糸は途切れることはなく、また失敗を重ねてしまう。
そんな悪循環に陥ってしまうと、人との距離は益々広がっていってしまいますね。
 
 あなたの育った家庭は、どんな家庭だったでしょうか?
滅多に気持ちを話さないお父さん
 物静かなお母さん
 あなたが何か話しかけても、あまり反応をしてくれない(あるいは、怒られる)
そもそも、話しかけるような雰囲気ではなかった。
 
 
  
物心付くころから今の年齢まで、ちょっと自分の人生を振り返ってみてください。
 人とのコミュニケーションで、強烈に印象に残っている場面はありませんか?
人とうまくコミュニケーションが取れなくなったトラウマになる出来事があるのではありませんか?
 
 
  
子どもの頃から、友達と遊ぶより、一人でいる方が気が楽。
 合わない人と苦痛の時間を過ごすくらいなら、一人でいた方がよっぽど楽しい。
時間も、お金も、空間も、全てを自由に使える、そんな一人の時間を満喫できるタイプなのかもしれませんね。
  
 
 
  
聴き方上手になる方法として、よく目にするのが
この方法で、実際に、聴き方が身につき、コミュニケーションがうまく取れるようになりましたか?
 取れないからこそ、まだ悩んでらっしゃるんですよね。
では、なぜ、聴き方の技術を頑張って駆使しているのに、コミュニケーションがうまく取れないのでしょう?
これらを使って、人とコミュニケーションを取っているとき、意識は誰に向かっているのでしょうか?
 
 「相手の目をしっかり見ているだろうか?全身を耳にして、しっかり聴けているだろうか?」
 「相槌はしっかり打てているだろうか?」
 「相手の言葉をしっかり伝え返せているだろうか?」
 全て、自分に向かっていませんか?
目の前の人とコミュニケーションを取っているはずが、あなたは、あなた自身とコミュニケーションを取っているのです。
これが、これらの方法を頑張って身に付けても、人とうまくコミュニケーションが取れない原因だったのです。
では、どうすればいいのでしょうか。
自分の意見、考え、気持ちはさておき、
 「あなたは、そう思っているのですね。考えているのですね。」
 そういう気持ちで、目の前の人の話を聴いていくことです。
そうしたら、自分に意識が向くことはありません。
 緊張を感じることも、うまく聴けているだろうか?(話せているだろうか?)、など、自分に関することを感じることができなくなるのです。
今まであなたは、人とうまくコミュニケケーションが取れなかったのではなく、自分とコミュニケーションを取っていたのが原因で、失敗が続いていたのです。
  
 
 聴き方はわかった、では、伝えなければいけない時は、どう伝えればいいのでしょう?
 今度は、自分が話す側に立った時のコミュニケーション、「伝え方」をお伝えしていきましょう。
これも、簡単です。
初めて行った、カフェ、居酒屋、美容室、あるいは、初めて会った取引先の人、面接官など、初対面の人と話した時の事を思い浮かべてみてください。
その初めて会った人から、何か伝わってくる人柄がありませんでしたか?
カフェでも、居酒屋でも、美容室でも、あるいは、職場でも、人柄に関する会話は一切していないはずです。
 にも関わらず、あなたは、それを感じ取っているのではないでしょうか?
ということは、あなたが、何をどう伝えようとしても、人には、あなたの人柄がすでに伝わっているのです。
緊張しようが、おどおどしようが、頭が真っ白になってしどろもどろになっていようが、あなたの、一生懸命さ、誠実さは、相手にすでに伝わっているのです。
まずは、話さなければならない時には、そのことを思い出してみてください。
  
 
 
 その上で、実践してみて欲しいことがあります。
 あなたがなりたいと思う人物を一人選んでください。
 身近にいる上司、同僚、友達、家族でも構いません。
 あるいは、伝記上の人物、芸能人、映画俳優など、実際に会ったことのない人でも構いません。
自分がなりたい人を一人選びます。
 そして、その人の立ち居振る舞いを、そっくりそのまま真似してみます。
西郷隆盛のように、仁王立ち、足は肩幅よりも広く開き、口を真一文字に結び、前を見据える、そんなポーズを真似てみます。
ちょっとその場でやってみてください。
  
 
 
 すると、どうでしょう?
どんな感覚が、体の中から沸き上がってきますか?
今度は、警察官のポーズとして思い浮かぶ、敬礼!のポーズを真似てみてください。
どんな感覚が、体の中から沸き上がってきますか?
このように、ただポーズを真似るだけで、気持ちに変化が起きることが実感できたことと思います。
何かを伝える側に立った時、このポーズを真似ながら(近いポーズを取ってみる)話すと、今までと違う自分で話をすることができるようになるでしょう。
  
 
 
  
カウンセリングは、相談者とカウンセラーが一対一で行っていくものです。ですので、
他の人がいる場だと、自分にはすでにできていることも聞かなければならないでしょうし、質問があっても時間や場の雰囲気で、聞きそびれてしまうこともあるかもしれません。
カウンセリングの時間は、100%あなただけの時間です。
 また、カウンセラーには守秘義務があるため、外部に話が漏れる心配もありません。
安心して、自分の聞きたい事、出来ない事、出来たことを話しながら、自分のペースで進めていくことができます。
 
 
  
コミュニケーション講座には、複数の方が参加されます。
 理論の説明もありますが、多くが、実際に体験しながら習得していく、実践型ワークショップの形式を取っています。
ですので、どうやるんだろう?が、その場で体感、会得できます。
 受講者の方から、
 「家に帰ってすぐに一人でできた!」
 と声が挙がるのは、講座内で、実際に体験し、身に付くからです。
また、同じ志を持った方たちが参加するので、同じ悩みを打ち明けたり、その思いに共感してくれる人達が多く集まるのも、講座の特徴と言えるでしょう。
普段の生活では決して会うことのできない、素敵な出会いが待っています。
  
 このコラムでは、人とうまくコミュニケケーションが取れない人の特徴、その原因、うまく取れるようになるためのコツなどをお伝えしました。
人は一人で生きていけない以上、コミュニケーションは一生続いていきます。
 そして、コミュニケーションの仕方は、学校でも、職場でも習わないため、どうしても、自分のコミュニケーションの癖には気づきにくいものです。 
自分のコミュニケーションの癖に気づき、どこを、どう改善し、身に付けていけば良いか、プロの手を借りるのも、一つだと思います。
また、同じ思いを抱いている仲間との交流を通して、コミュニケーションのコツをつかみ、生きやすい人生に変えていくのも一つだと言えるでしょう。
もう、このコラムを読んでらっしゃるあなたは、今まで、十分に大変な思いや苦労、辛い思いをされてきたことと思います。
こうして、このコラムを通して出会えたのも何かのご縁かもしれません。
 ぜひ、このチャンスを生かし、あなたの人生を幸せで笑顔溢れるものに変えていって欲しいと思います。
一対一での時間を持ちたい方は、カウンセリングへ
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同じ思いを抱く仲間と共に学びたい方は、コミュニケーション講座へ
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