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ー こころの相談室 ー カウンセリングMaNa
〒041-0844 北海道函館市川原町1-8
2018/1/10
海と言えば、眩しい太陽、白い砂浜、心地よい潮風、寄せては返すさざ波、潮の香りを思い浮かべる人もいるだろう。
では、山はどうだろうか。
やわらかな土、緑の香り、木漏れ日、山間を流れる川のせせらぎなんかを想像する人もいるかもしれない。
社会の喧騒から離れ、週末や長期休暇には自然を求めて多くの人が郊外へと出かけるのは万国共通である。
では、なぜ私たちは自然を求めて、海へ、山へ、足を運ぶのだろう。
海や山には大小様々な生物が存在している。
しかしそのどれもが、話すということをしない。
人間と同じくらいの知能を持っているとされているイルカでさえ、会話をすることはできない。
誰かに愚痴をこぼしたとしよう。
「うちの会社の上司がさぁ・・・」「そうそう!上司ってね・・・」
「うちの旦那がさぁ・・・」「うちの旦那も同じようなものよ!」
悩みを打ち明けても、励まされたり、同情されたり、アドバイスされたり。
人に何か話すと必ず何かしらの反応が返ってくる。
しかし、自然はどうだろう。
悩みを打ち明けても、愚痴をこぼしても、相手からは一向に答えは返ってこない。
相槌すらない。
そうすると、悩みや愚痴を話す私たちは自問自答するしかない。
「自然」は、私たちに十分すぎるほどの考える時間を与えてくれる。
自分の悩みを話し、自分で答えを見つけ、自分で解決する。
自然は、私たち人間が人間らしい営みを続け、また社会の喧騒の中へ帰っていける、そんな橋渡しの役をいつも担ってくれている。
それこそが、「自然」の良さであり、「自然」にしかできない偉大な癒しなのではないだろうか。
執筆者:カウンセリングMaNa 丹下坂 愛実
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