外へ行くと見える内側

丹下坂心理カウンセラー

 2018/2/2

小学生の時の付き合いの範囲は、せいぜい自分の足で歩いて行けるぐらいの距離。
中学生になるとその範囲は、自転車で行ける範囲へと広がる。
高校生になると自転車プラス、時間の幅が出てくる。
そして大学、社会人ともなれば、その範囲は格段に増すことになる。 

北海道で生まれ育ったわたしは、大学で初めて東京へ出た。
目指した大学が東京にあったのも理由の一つだが、一番の目的は、若い時に自分の国の首都を感じたいからであった。 
幼いころから親には、何度も「旅行」で東京に連れて行ってもらった。
しかし、旅行で一時の滞在をしたいわけではなかった。
「住む」ことによって、東京を感じてみたかったのである。

初めて一人で訪れた「渋谷」。
かの有名なスクランブル交差点。
歩道が「埋まる」のを目の当たりにし、
「今日は絶対にお祭りがあるんだ!」

いわしの群れの如く動く人の流れに乗って、どんどん路地の中へ吸い込まれていく。
しかし、行けども行けども、「お祭り」の場所は見えてこない。
「お祭り」特有の音も聞こえてこない。
食べ物屋、服屋、ゲームセンター・・・
そこには「お祭り」とは縁遠い日常があふれているだけである。 

「なんて人が多い場所なんだ!」
カルチャーショックを受けるとともに、故郷のことを思い出した。
お祭り以外、歩道が「埋まる」ことなんて一度もなかった。
 

夜の明るさも、そう。
東京の街を歩いていると、夜なのに眩しくてしょうがない。
駅周辺のコンビニの多さにも驚いた。 

電車に乗ると、ホームにはあふれんばかりの人。
時間通り、次から次へとやってくる電車。
 

人、もの、環境・・・全てが生まれ育った街とは違った。
東京へ出て初めて、故郷の良い面、不便な面に気づいた。 

やがて社会人となり、海外へ。 

発展途上国では、今日食べる物にも困る子ども、ゴミを漁る野良牛、街の至る所で普通に売られているドラッグなど、そのどれもが日本とは違った。 

外へ出て初めて、つまり、比較する対象ができて初めて、自分のいた環境の素晴らしい面、劣っている面が見えてくる。
どちらが良い悪いではない、その違いを肌で感じることができるという貴重な体験をすることができるのである。
 

「百聞は一見に如かず」
正しく、その通りである。
自分の生まれ育った環境をもっと感じるためにも、一歩外へ出る勇気を持ち続けたい。
街の作りだけではない、そこにある文化、人々の考え方を知ることは、自分の財産にもなる。
そしてその財産は、自分の人生を豊かにしてくれるものでもある。 

新しい年が明け、早1ヶ月が経とうとしている。
さて、今年はどんな年になるのだろう?
いや、どんな年にしていこうか?

まだ来ていない「未来」は自分で作り出せるのだ。

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