大雪がもたらした恩恵

丹下坂心理カウンセラー

2018/3/9

今シーズンの函館は、観測史上最大の大雪を記録し、累積降雪量が5mを超えたとか。

雪の多さもさることながら、最高気温が0度に達しない毎日が続く気温の低さも、さらに冬の厳しさを感じさせる一因となっている。

それでも、確実に春は近付いている。
さらさらのパウダーが水分を含んだどっしりとした雪質に変わっていく。
こうして、雪が降る地方の人たちは、春の訪れの近いことを文字通り、肌で感じるのである。

ところが今年は、例年と比べ、かなり街の様子が違う。
道路脇に人の背丈以上も高く積った雪が、気温の上昇とともに、一気に融け始めるのである。
すると道路は真っ白な銀世界から一転、排気ガスを吸った灰色の世界へと一夜で変わる。
しかも路面はシャーベット状のザクザクとした雪質になり、ハンドル操作は極めて困難になる。
かと思えば次の日は、真冬日。
前日、散々車に荒らされた道路は、そのままの状態でカチコチに凍る。

春の訪れとともに、このシャーベット状の雪と様々な轍ができたカチコチの雪が、毎日日替わりでやってくることになる。

こうなると、市内中の交通は完全に麻痺状態。
街中の至るところで、車が埋まっている。
諦めて放置している車も、あちらこちらに。
走行可能な日は、20km/h出すのがやっと。
私も職場まで車で15分ほどの場所に住んでいるが、身の危険を感じ、1時間歩いて出勤する日が何日もあった。

目の前に広がっている光景は、あちらこちらに埋まって動けない車、市内中の交通網が麻痺している状況。
でも、いつもと何かが違うのである。

「助け合う人たち」の姿が、市内の至るところで見られるのである。
前の車が、あるいは対向車が行けないと自分が通れないのはもちろんだが、そこに「面倒くささ」は全然感じられないのである。
「困っている時はお互い様!」
そういう空気を、どこでも感じられるのである。
事実、
「すみません、助かりました。ありがとうございます」
「なんも、なんも、困ってるときはお互いさまぁ!」
そんなやり取りが聞こえてくる。
方言までも、温かく感じられるから不思議である。

観測史上最多の累積降雪量を観測し、例年にない低温が続く今年の函館だが、自然の厳しさが人々の心の温かさを引き出してくれた。
そう考えると、今年の冬も悪くないな、そう思いながらも春を待ち遠しく感じている自分もいる。
自然の偉大さを肌で感じているのに、やはり人間って、勝手なもんだな。

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