函館でカウンセリング開業18年、お客様延べ10,724人の実績
ー こころの相談室 ー カウンセリングMaNa
〒041-0844 北海道函館市川原町1-8
2018/1/13
透き通る青空を見上げて
「気持ちいいね~」
朝、雨上がりの西の空にできた虹を見て
「うわ~、きれいな虹!」
しかし、どうでしょう?
1年間毎日、雲ひとつない青空の晴天が続いたとしたら。
毎日毎日、西に東にと、虹が出たとしたら。
暗い雲が広がる日があるから青空が嬉しいのであり、雨が降って天気が崩れたあとだから虹がきれいだと感動するのではないでしょうか。
人生も同じような気がします。
辛いことや悩んでいることがあるからこそ、人の何気ない言葉にほわっと心が温かくなったりするのだと思います。
そう考えると、青空が美しいと感じられるのなら、雨の日も台風の日も必要なのではないか。
そう思えてきます。
変化に富んだ毎日と捉えてもよさそうにさえ思えてくるから不思議です。
一方で、美しい夕陽を見て、遠く辛い過去の日を思い出す人もいるかもしれません。
クリスマスの灯りに苦い経験を思い出す人もいるかもしれません。
私事で恐縮ですが、3つ年上の兄が亡くなったその日は、まさしく夕刻の時。
西の空がそれはそれは見事なピンクと水色の、例えようのない美しい空が広がっていました。
なので、私にとっての夕陽は、「きれい」と感じると同時に、その瞬間を思い出させるきっかけにもなり得るものです。
体験から言えば決してプラスのことではないはずですが、それでも夕陽を眺めることによって、兄との楽しい思い出が蘇ってくる。
たとえそれが二度と味わうことができないとしても、兄のことを考える時間を夕陽は与えてくれているように思います。
雨だから憂鬱な日なのか、晴れているから心も晴れ渡る日なのか。
そう感じられるから良いわけでもなく、反対に、そう感じられないから悪いわけでもなく・・・
自分という人間が何を、どう感じているのかに気づいてあげる。
つまり、人を大切に思うのと同じくらい自分のことも大切にしてあげることが大事なのではないか。
冬の朝日を浴びながら、ふと、そう感じた自分がいました。
執筆者:カウンセリングMaNa 丹下坂 愛実
〒041-0844
北海道函館市川原町1-8
9:00~20:00
メールでのお問合せは24時間受け付けております。
info@hsmana.com
月曜日