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ー こころの相談室 ー カウンセリングMaNa
〒041-0844 北海道函館市川原町1-8
2018/1/16
「日本人の99%は対人恐怖症である」
イギリスのとある心理学者が言った言葉である。
学校の授業、会社での会議、何かのイベントでなどで
「何か質問ありませんか?」
「・・・・・」
「やってみたい人?」
「・・・・・」
「どう思う?」
「・・・・・」
人前で臆することなく意見を言う人に聞いても、人前だとあがってしまうが故にベラベラ喋ってしまう、と。
しかし、私たちは、何も考えていないのだろうか。
自分の意見は何もないのだろうか。
反論したいことはないのだろうか。
自分の意見を言わずに誰かの意見に賛成して、事が丸く収まった場面に遭遇したことは多々あることと思う。
かと思えば、余計なひと言を発して場の雰囲気を壊してしまった経験もあるはずである。
私たちは何も考えていないのでもなく、自分の意見がないわけでもなく、反論したいことがないのでもない。
「言わない」ということを選択しているだけのような気がする。
もちろん、それは世界のスタンダードからは、かなり外れたものであることは重々承知している。
がしかし、「言わない」ことこそが日本人の日本人たる所以であり、日本の文化なのではないだろうか。
海外で暮らしている人や、外国との取引がある仕事をしている人は口を揃えて言う、「自分の意見は言うべきだ」と。
それは至極当然のことである。
なぜなら、「言うこと」を選択する国柄であり、それがその国の文化の人の中で生活しているのだから。
堂々と「言わない」ことを選択している自分自身でありたい。
「よっ!立派な対人恐怖症、マナ!」
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