【性格・こころの仕組み】

自分探しの旅

丹下坂心理カウンセラー

2019/6/25

軸がぶれない、芯がある、しっかりとした自分を持っているなど、その人の確からしさを表す言葉があります。
そしてそのどれもが「一つ」という意味を含んでいるように感じます。

頼りがいがある人は「小さい頃から“しっかりしている″と言われる」と言います。
物心つく頃から、家庭でも学校でもそう言われ続けると、本人の思いとは関係なく「しっかりしている自分」という人物像が、自分の代名詞となります。

ですので、社会へ出ても、「責任をもって仕事をしないと!」という意識が働くわけです。
自分の仕事はもちろん、同僚の仕事まで手伝います。
周囲の期待に応え続けることこそ「責任」なのです。

そんな強い責任感を持った頼りがいのある人が、休日を迎えるとどうなるのでしょう?

平日は朝早くから夜遅くまで、文字通り身を粉にして働いているわけですから、休日くらいはゆっくりしたいわけです。
寝坊もするでしょうし、身なりだって多少乱れていても構わないでしょう。

こんな一面を持った人も、自分自身の一面なわけです。
全く真逆ではありませんか?

「頼りがいがある人」と表現する人たちは、その人の「頼りがいがある場面」を多く見ているだけであって、全てを見ているわけではないのです。

その人らしさは、場面によって変わるのです。

状態も同じことが言えます。
「あなたっていつも笑ってるよね!」
そうでしょうか?本当にいつも笑っているのでしょうか?

悲しい映画を見た時は?
長蛇の列に並んでいる時、自分の目の前に横入りしてきた人を見た時は?
楽しみにしていた海外旅行、機材のエンジントラブルで遅延した時は?

その人のこころの状態も、場面によって次から次へと変化します。
いつも笑っているわけではないのです。

他人が思う自分が全てではありません。
それと同じく、自分が思う自分も全てではありません。
その時、その場面で、たまたまそうだったということに過ぎないのです。

その人らしさも、こころの状態も刻々と変化します。
変化し続けると言った方が正しい表現になるかもしれません。

あなたは
他人が思う自分になれなくて
自分が思う自分になれなくて
苦しんでいませんか?

変われない状態を演じて頑張り続けている自分に気づいてあげてください。
変わった状態を演じている自分に気づいてあげてください。

良い、悪いなんかない、どちらも「あなた自身」なのです。
 

執筆者:カウンセリングMaNa 心理カウンセラー 丹下坂 愛実

 

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