記憶とヤル気

高島心理カウンセラー

2020/1/28

「記憶にはヤル気が関係します」

こころ塾10代コースや不登校サポートなどでこう伝えると驚く人が多いのですが、あなたはご存知でしたか?
受験シーズンも近づいて来ましたし、今回は記憶とこころの関係について記してみます。

最初に答えを言ってしまうと、ヤル気があると記憶が促進されます。
逆を言うと、嫌々やってもあまり効果は期待できない。

これは〇〇博士みたいな小さなお子さんを思い浮かべるとわかりやすいかもしれません。
私がすぐに思い浮かぶのは、去年会った5歳になる知人のお子さん。
彼は恐竜博士でした。

「これはティラノサウルス。たいちょう13めえとる。こっちは〇〇サウルで長いせびれがとくちょう。こっちは…」
恐竜の名前から特徴など何時間でも話してくれました。
ものすごい記憶力です。

このように、恐竜以外でも、車や電車などの乗り物だったり、キャラクターだったり、ともかく大人顔負けに記憶している子どもが、皆さんの周りにもいることと思います。
さて、この子たちに何が起きているのでしょうか?

時間でしょうか。
確かに、この子たちは暇さえあればお気に入りの本や図鑑、カードやビデオなどを飽きもせずに繰り返し眺めていることでしょう。
その意味では、記憶を定着させる時間という量も関係あるのかもしれません。
しかし、それはあくまでも結果に過ぎなそうです。

というのも、時間をかければかける程記憶が定着するという心理学的知見は得られていないからです。
実際これは皆さんも体験していることではないでしょうか。
勉強すればするほど成績が上がるかというとそうでもない。
あまり勉強しなくてもできる教科があったり、たくさん勉強したのにテストの点数が悪かったり…。

そもそも記憶に量(時間の長さや回数)しか関係ないのなら、トラウマなどのあの時の強烈の体験といったものは簡単に忘れられることになるはずです。

実際には、記憶には質が関係します。
 記憶=質×量
こう捉えればよいでしょう。

それでは質を高めるにはどうすればよいか。
冒頭の〇〇博士を思い出してください。
彼らに共通していることは?

それはヤル気になることです。
ヤル気が出ると、楽しくて夢中な状態になります。
すると、目の前の課題に対して集中力が生まれ、一つひとつの体験が「濃密」なものになります。

一つの体験から得られる情報量が増えて、いろいろと関連づけながら記憶していくことになるので、覚える過程においても効果的なうえに、思い出す引き金の数も増えて、必要なタイミングで思えた場を使いやすくなります。

こうなると成果が実感できますから、ますますヤル気が高まります。
好循環です。
こうして〇〇博士が誕生するわけです。

勉強ができる人、記憶力のよい人というのもこのプロセスを利用しているわけです。
多くの方は意識せずにでしょうが…。

言い換えると、意識的に効率よく記憶することもできるということです。
ヤル気が高まって、楽しく夢中な状態で取り組めばよいのですから。

そのための方法は個人の特性なども影響するでしょうが、誰にでも共通するのは「成果」を感じて「自信」を持つことです。
「わかる」「できる」
こんな感覚を持って取り組めるのは、それはそれは楽しいことではないでしょうか。

人間楽しいことには向かいたくなるし、嫌なことからは遠ざかりたくなるものです。
実際私も春先から英会話、そしてつい最近はイタリア語を始めてみましたが、そのどちらでも成果を感じています。

記憶や学習の効率というのも工夫次第ですよ。
あなたはどのように取り組みますか?

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