【性格・こころの仕組み】

自分の領域

高島心理カウンセラー

2019/8/20

この夏、函館や近郊はもちろん、遠くは中部地方からも子どもが集まり、道南近郊の自然に親しむ活動をしました。
海に山に川に。

一切の人工の音のしない山の中。
昆布と一緒に波に揺られる海の中。
これ以上の冷たさはないという川の上流。

街中を離れ、とにかく自然に入る。
そんな活動。
まさしく非日常の世界。

そこには成績も順位もありません。
決まりもなければ、気兼ねもありません。

あるのは自然という領域。
日が沈むことも、波の向きを変えることも、川の流れを変えることも
自分にはコントロールすることのできない自然という領域。

その中で自分の領域は?
立ち止まること。
進むこと。
あるいは戻ること。
自分の身に起こることだけが自分の領域というシンプルな世界。


「この先にいったいどんな景色が待っているんだろう」
そんな思いになったら進めばいい。
好奇心が満たされます。

そして、立ち止まってもいい。
安全が得られます。

もちろん、引き返してもいい。
自然への怖れと、自分を大切にしている自分自身の想いに気づけます。
そして次の機会を伺う見通しも得られるかもしれない。


次の一歩を決めるのは自分。
だからこそ自分の身に起こることを全てありのままに受け入れるほかない。

そしてまた次の一歩を選ぶわけです。
進むか、立ち止まるか、引き返すか。
進むとしたら、右か左かまっすぐか。


カニ、ヤドカリ、小魚、リス、ウサギ、シカ、馬…
自然に入ると様々な野生動物に出会えます。

そのどの動物も自分の領域で必死に生きています。
餌を求め、外敵から身を守る。
すべて自分で決断しています。
そこまでが自分の領域。

その先。
餌があるのか、ないのか。
安全なのか、危険なのか。
それは自然の領域。
自分にはコントロールすることはできません。

だからこそ、自分の領域でベストを尽くす。
そして、自然の領域はありのままに受け入れていく。
それを生きるというのでしょう。

今日もあなたにいろいろな出来事が起こるでしょう。

あの人が言ったから…
決まりだから…
なんでうちの会社は…

そんな不快な思いがわいてきたとき、ちょっと思い出してみてください。
その出来事のうち、自分のコントロールできる範囲は?

今日も、一瞬一瞬の自分の領域を精一杯生きていきたいですね。


執筆者:カウンセリングMaNa 高島 昌彦

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