【性格・こころの仕組み】

毎日3時間が8年で…

高島心理カウンセラー

2019/2/1

「先生、人間が自由に使える時間は12年しかないんです」
そう教えてくれたのは、高校受験を間近に控えた16歳の青年。
彼の調べたところによると、人が自分の人生で自分のしたいことをできる時間は、トータルで12年しかないんだとか。

事の真偽はともかく、そこからの彼の考えを聞いて考えさせられるものがありました。
「だから僕スマホ止めようと思うんです。今、1日3時間はやってるんですけど、そうすると8年で1年になっちゃうんですよ。1年間、ずっとスマホをやり続けてることになる。そんなことに人生使ってるかと思うともったいなくなっちゃって…」

たしかに3時間は1日の1/8ですから、計算は正しい。
毎日3時間スマホを8年間続ければ、1年365日24時間ずっとスマホをしていたことになる。
当たり前の計算なんですが、なんだかすごいことに気づいた感じがします。
塵も積もればというか、良くも悪くも継続は力なりというか…。

1日3時間はずいぶんスマホのし過ぎだとは言えますが、では自分はどうか?
もったいなく過ごしている時間は1日に3時間くらいないか、そんなことを考えてみました。

ご飯を食べているとき、歯を磨いているとき、トイレに行っているときどうか?
昨日言われた嫌なことを思い出したり
明日やらなければならないことを思い浮かべてうんざりしたり
将来のことを思って不安になったり・・・

今していることがおろそかになって過ごしている時間が1日にどれだけあるでしょう。
もしからしたら、3時間では済まないかもしれません。
だとすると、8年の人生のうち1年以上は、何となく過ごしていることになる。
自分の人生を生きているなんて言えない過ごし方。
だらだらと自動的に生かされている時間。

彼は今年2度目の高校受験。
もしからしたら、不合格となり、来年も高校に行けず一人で過ごすことになるかもしれない。
受験戦争の他に、そんな不安とも戦っています。
だからこそ、大切なことが見えているのかもしれません。

一瞬一瞬思いを込めて生きていくことの大切さを数字を用いて教わった気がします。
16歳の青年に。

ごあいさつ

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